小林宏明・宮本昌子・吉田麻衣(2015)吃音のある小学生の学校生活に関する実態調査(1)先生やクラスメイトなどの態度や対応. 日本特殊教育学会第53回大会抄録集, 99.

  • 日時
    • 2015年9月20日(木)10:00〜12:00
  • 会場
    • 東北大学北川内キャンパス(宮城県仙台市)
  • 発表形態
    • ポスター発表(P11-18)
  • 発表の概要
    • 国際生活機能分類(ICF)に基づく吃音のある小学生の活動・参加及び環境調査用紙作成の一環として、吃音のある小学生を対象に、小学校生活に関する実態調査の第一報として、先生やクラスメイトなどの態度や対応(環境)の結果を報告した。対象は、言語障害通級指導教室や大学、病院で通級指導や教育相談、言語聴覚療法を受けている吃音のある小学生 73 名だった。対象児の中には、学級担任から、しんどいことの相談や発表等のしかたを考えるなどの吃音の困り感に対す る支援を受けている者が比較的多くいた。また、学年が上 がるにつれ、クラスの人に説明(担任)やまね・からかい を注意(クラスメイト)を受ける者が多くなる傾向が見られた。その一方、吃音の話し方の注意、あるいはまねやからかいを受けているものは少なかった。さらに、対象児と の接し方について、最後まで話を聞くとの回答も多かった。これらは、対象児の中に良好な配慮や支援を受けている者 が少なくないことを示唆するものである。ただし、対象児 との接し方については、ゆっくり話すとの回答は少なかったことなどから、今後、吃音のある子どもとの接し方などについての啓発をより進めていく必要があると考えられる。

2015-09-20 09.22.50

日本特殊教育学会第52回大会で学会発表をしました

特殊教育学会第52回大会ポスター発表

 

2014年9月20日(土)〜22日(月)に高知県高知市の高知大学朝倉キャンパスで開催された日本特殊教育学会第52回大会で、「ニーズとライフスタイルを踏まえた吃音のある中高生の教育・支援方法の開発 『吃音のある中高生の夜間のつどい』の試み」というタイトルの学会発表をしました。

 

続きを読む

日本特殊教育学会第52回大会に参加しました

土佐電鉄アンパンマン電車

 

(学会会場まで乗車した土佐電鉄の路面電車。アンパンマンが車体に書かれていました)

 

2014年9月20日(土)〜22日(月)に高知県高知市の高知大学朝倉キャンパスで開催された日本特殊教育学会第52回大会に参加しました。

 

続きを読む

小林宏明・小林葉子(2014)ニーズとライフスタイルを踏まえた吃音のある中高生の教育・支援方法の開発「吃音のある中高生の夜間のつどい」の試み. 日本特殊教育学会第52回大会抄録集, 118.

  • 学会開催地 高知大学(高知県高知市)
  • 発表形態 ポスター発表(P5-H-10)
  • 概要
    • (1)言語面・心理面、社会生活面などの様々な領域にまたがる多様な教育・臨床ニーズがある、(2)勉学や部活動などで多忙な生活を送っており、吃音問題の改善のために十分な時間と労力を裂くことが難しい中高生の実状を考慮した「吃音のある中高生の夜間のつどい」を利用した教育・臨床プログラムを実施し、その利点や課題を検証した。つどいは、2013年度中に6回実施した。毎回のつどいは、アイスブレーキング、吃音についての話し合いや学習の2つから構成された。また、つどい終了後に第1著者と保護者とで懇談を行い、懇談中は中高生は第2著者やスタッフとして参加している言友会会員や学生と雑談をして過ごした。悪天候(大雪)で多くのキャンセルがあった1月の回を除き、3名の中学生が継続して参加した他、毎回3〜7名の参加があった。毎回継続的に参加した中高生がいたこと、アンケートで中高生、保護者双方の満足度が高かったことから、つどいを通した吃音のある中高生の支援には一定の意義と効果があると考えられた。活動をする際には、吃音や発話に対する抵抗を和らげる工夫や、中高生の関心を引く活動や教材の準備をするとともに、中高生同士の親睦を深めるアイスブレーキングや雑談などの時間を確保する必要があると考えられた。

 

小林宏明・小林葉子(2013)吃音のある子どものグループ指導プログラム作成の試み(2)「吃音のある子どものつどい」指導経過の分析に基づく検討. 第51回日本特殊教育学会抄録集, P3-F-3.

 

  • 日時
    • 2013年8月30日〜9月1日
  • 会場
    • 東京都日野市明星大学日野キャンパス
  • 要約
    • 「吃音のある子どものつどい2012」(以下、つどい2012)を実施し、その指導記録や子どもや保護者へのアンケート結果に基づき、その有効性や課題について分析を加えた。つどいは、20xx年x月にK大学講義室及び調理実習室にて実施され13名の小学生、中学生の参加があった。昼食時を除き、子どもと保護者でそれぞれ別のプログラムが行われた。子どものプログラムは、「お家の人においしいスイーツを食べさせてあげる」ことを目的にミニカップケーキ作りを行う「うきうきクッキング」と低学年グループ(小学1〜3年, 9名)と高学年グループ(小学6〜中学2年, 4名)に分かれて行う話し合いの2つで構成されていた。低学年グループの話し合いは、「他己紹介」、「好きなこと・得意なこと発表会」、「こんなことある?」の3つの活動が行われた。高学年グループは、「みんなでブレーンストリーミング」が行われた。うきうきクッキングでは、活動当初は、緊張して固い表情の子どもが多かったが、徐々に緊張がほぐれ、自然に参加者同士で会話していく様子が見られた。低学年グループの話し合いでは、吃音に関する内容だけでなく、吃音とは直接関係のない好きなこと・得意なこと発表会を含めたことで、吃音に対する意識が少ない子どもも話し合いの活動に参加することができた。高学年グループの話し合いでは、ブレーンストリーミングの手法を用い類似した質問を分類・整理することで、自身の質問と他の参加者の質問の類似点や相違点をわかりやすく示すことができた。

 

20130902

小林葉子・小林宏明(2012)吃音がある子どものグループ指導プログラム作成の試み(1) 「吃音がある子どものつどい」指導経過の分析に基づく検討. 第50回日本特殊教育学会 ポスター発表 P2-G-9.

  • 日時
    • 2012年9月29日
  • 会場
    • 茨城県つくば市つくば国際会議場
  • 概要
    • 吃音がある子どものグループ指導プログラム作成の試みとして、「吃音がある子どものつどい」 (以下、つどい)を実施し、指導記録や子どもへのアンケート結果に基づき、その有効性や課題について分析した。
    • つどいの参加者は、K 大学教育臨床相談及びことばの教室や言語聴覚士に来所・通級している小学1〜6年生の7 名であった。
    • 子どものプログラムは、うきうきクッキングと話し合いの 2 つから構成された。うきうきクッキングは、(a)初対面の子どもや大人と打ち解けて、出来るだけ不安や緊張を感じないで過ごす、(b)「お家の人においしい料理を食べさせてあげる」活動を通じて、共に調理をする仲間との連帯感や達成感、自己効能感を図ることを目的に行われた。話し合いは、(a)「同じ吃音がある仲間や大人」を身近に感じる 、(b)それぞれの子どもの吃音に対する意識、理解の程度に応じて、自身のことや吃音のことを話したり、吃音がある仲間や大人の話を聞いたりすることを目的に行われた。なお、話し合いの活動は、学年、吃音に対する自覚の程度、性別等を考慮した2グループに分かれて行った。
    • 活動記録やアンケートの結果から、今回、設定したつどいの指導目的は概ね達成されたと考えられた。今回のように初対面の子どもが対象となる場合は、うきうきクッキングのような子ども同士の連帯感や、達成感、自己効能感を高める活動を行うことが、その後の話し合いの和やかな雰囲気作りに有効であると考えられた。話し合いでは、ワークシート等の発言を引き出すしかけや、吃音当事者の発言、子どもの発言を価値判断せずに傾聴することが、充実した話し合いのための効果的な支援となりうることが示唆された。ただし、グループBに参加した子どもの中に活動に必ずしも積極的に参加しなかった子どもが含まれていたことから、今回設定した活動が吃音に対する自覚がある程度ないと参加しにくい内容であったと考えられた。
    • 今後の課題として、(1)吃音の自覚が比較的少ない子どもに対する話し合いの活動の内容について、話し合い活動を行うことの是非も含めた検討を行う必要がある、(2)つどいで経験したことが、子どもの吃音に対する考え方や、学校生活の活動や参加状況に及ぼす影響の有無を調査する必要がある、ことなどが考えられる。今後も、つどいを継続的に実施し、これらについて検討を加えていきたい。

20120830

特殊教育学会で自主シンポジウムを行いました

2012年9月28日(金)〜30日(日)に茨城県つくば市つくば国際会議場で開催された第50回日本特殊教育学会で、「吃音がある子どもの包括的・総合的評価の現状と課題」というタイトルの自主シンポジウムを行いました。

 

続きを読む