「吃音講演会 & 吃音検査法講習会」(2014年11月15日, 広島大学)のご案内

吃音講習会&吃音検査法講習会チラシ

 

広島大学の川合先生が、「吃音講演会 & 吃音検査法講習会」を開催されます。昨年新たに発売された吃音検査法の講習会を中心に、吃音やクラッタリングの評価法について、吃音や流暢性障害の第一線で活躍されている先生方から学ぶことができる貴重な機会と思います。

 

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日本吃音・流暢性障害学会シンポジウム1の司会を担当しました

第2回日本吃音・流暢性障害学会イメージ

 

 

2014年8月29日(金)に目白大学で開催された日本吃音・流暢性障害学会第2回大会のシンポジウムI「小児期の吃音-臨床家の実践から多面的・包括的支援の意義を考える-」の司会を担当しました。

 

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吃音検査法が出版されました

吃音検査法

 

 

我が国における吃音の言語症状の評価法は、1981年に発表された「吃音検査法試案」が使われてきました。吃音検査法試案は、質問応答、絵カードによる単語呼称、動作絵の説明、音読等といった様々な内容の発話課題を含む総合的な吃音の言語症状の評価法として、我が国の吃音臨床で重宝されてきました。しかし、吃音検査法試案では、検査項目が多く、全ての検査を実施するに多くの時間を要しました。また、吃音検査法試案では、吃音の言語症状を詳しく分析するために、非常に細かい分類項目が設けられていました。これらは、吃音の言語症状を詳しく分析するにはとても適したものなのですが、その細かい分類項目のために、分析に時間がかかり、毎日の臨床の中で日常的に使用することが難しい面もあったようです。

 

この度、作成に携わった先生方の多大なご努力で出版された吃音評価法は、検査項目が、「基礎項目」と「掘り下げ項目」に分けられ、検査に要する時間の大幅な短縮が可能となっています。また、吃音の言語症状の分類項目にも吃音検査法試案から大きな改訂が加えられました。具体的には、吃音検査法試案に比べ、分類項目の大幅な削減が図られ、シンプルにわかりやすい分析をすることが出来るようになっています。

 

私も早速、吃音がある方に吃音検査法による言語症状の評価を実施させていただきました。検査項目が基礎項目と掘り下げ項目に整理されたことで、検査を受けていただく方の負担が軽減されたのがありがたく感じました。また、新しく作成されたリング綴りの厚紙仕様の検査図版や、分析の際の書き込み欄が大きい評価記録用紙の使い心地がとてもよく、検査結果の分析の際のストレスが少なくなったこともうれしく感じています。

 

吃音のある方の吃音の言語症状の評価法として、海外では、Stuttering Severity Instrument(SSI,現在の最新版は第4版, Riley, G.D. , 2009)が広く使われています。SSIは吃音の言語症状を0から6の7段階で評価するもので、吃音の言語症状をわかりやすく評価できる指標して広く評価されている反面、吃音の言語症状を1つの評価尺度で評価するため、言語症状のタイプや吃音時の体の緊張の有無など、様々な側面を持つ吃音を的確に表現するのが難しい場合もあります。吃音評価法では、この点を考慮し、吃音中核症状頻度、総非流暢性頻度、持続時間、緊張性、随伴症状、工夫・回避、情緒性反応の7つの指標それぞれを別個に評価する重症度プロフィールの形態を取っています。重症度プロフィールを用いることで、例えば、発話時の緊張や随伴運動は目立つが、吃音の出現頻度はそれ程多くない人など、単一の評価尺度ではうまく表することが難しい人の評価がしやすいというメリットがあると思います。

 

恐らく、今後、吃音評価法は、我が国における吃音の言語症状を評価する際の標準的な検査となっていくのではないかと思います。そして、標準的な吃音の言語症状の評価法の存在は、吃音がある人に対する臨床の発展に大きく寄与するものであると思います。

 

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小澤恵美・原由紀・鈴木夏枝・森山晴之・大橋由紀江(著)(2013)吃音検査法. 学苑社.
詳細は、学苑社のホームページをご覧下さい →学苑社のホームページへのリンク

小林宏明・川合紀宗、原由紀、前新直志・宮本昌子・中村勝則(2013)吃音がある子どもの包括的・総合的評価の現状と課題. 第50回大会シンポジウム報告・自主シンポジウム93 .特殊教育学研究, 50巻5号, 629-630.

  • 概要
    • 吃音がある子どもの包括的・総合的評価の国内外の動向や、多要因・多面的アプローチの基づく吃音の臨床の現状について、話題提供いただくと共に、包括的・総合的評価の現状と課題についての指定討論があった。

特殊教育学会で自主シンポジウムを行いました

2012年9月28日(金)〜30日(日)に茨城県つくば市つくば国際会議場で開催された第50回日本特殊教育学会で、「吃音がある子どもの包括的・総合的評価の現状と課題」というタイトルの自主シンポジウムを行いました。

 

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2012年度「吃音がある幼児・児童・生徒の包括的検査バッテリーの開発」活動報告

2013年3月17日(日)14:00〜17:00に新大阪丸ビル本館504B会議室で、「吃音がある幼児・児童・生徒の包括的検査バッテリー」(科学研究費補助金基盤研究B)に参加している研究メンバーによる研究協議会を行い、2012年度の活動実績を総括すると共に、2013年度以降の研究の実施計画などについて話し合いました。。研究協議会で総括された2012年度の活動実績を以下に記します。

 

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