「進級アンケート」を作成しました

進級アンケート

 

新しい学年に進級する4月は、クラスや担任の先生が替わるのに伴い、様々な学級のルールが新しくなる時期でもあります。朝の会や帰りの会、授業の開始と終わりの号令、授業中の発表のやり方など、学校生活の様々なルールが、これまで慣れ親しんだものから変わります。学級のルールは、新しく担任となった先生の学級運営や教育方針によって大きく変わってくるのではないかと思います。担任の先生の中には、ビシッとした規律を重んじる先生、挨拶や授業中の受け答えなどが元気で活発なことを重視する先生、穏やかに伸び伸びと毎日の生活を過ごすことに価値を置く先生・・・・・・、これらの先生が受け持つクラスは、それぞれ異なる学級のルールを取り入れるのではないかと思います。その他にも、クラスに所属する子ども達の特徴(活発な子が多いか、大人しい子が多いか)や、子ども達の学年(低学年か、高学年か)、学校全体の目標などによっても、学級のルールは異なってくるでしょう。

 

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平成26年年度上半期「ST・ことばの教室担当者向け吃音臨床講習会」(広島大学川合紀宗先生主宰)のお知らせ

吃音臨床講習会のご案内チラシ

 

 

広島大学の川合紀宗先生が、平成26年年度上半期「ST・ことばの教室担当者向け吃音臨床講習会 吃音の多様性に対応できるようになるために」を開催されます。川合先生は、米国で公立学校のASHA認定言語療法士として働かれた経験を持ち、また、米国ネブラスカ・リンカーン大学で言語病理学博士の学位を取得され、吃音をはじめ、言語障害、発達障害など幅広い領域にまたがり国際的に活躍されています。今回の講習会は、国際的な研究動向に基づいた、吃音臨床の理論と実践を具体的に学べる貴重な機会だと思います。

 

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平成26年度上半期ST・ことばの教室担当者向け 吃音臨床講習会のご案内
吃音の多様性に対応できるようになるために

 

特別支援教育実践センターでは、今年度もST・ことばの教室担当の先生方を対象とした講習会を、以下のとおり開催いたします。計5回シリーズ(上半期)となっており、講師の指導を受けながら、座学だけでなく、当センターに通う吃音のある子どもや大人への臨床にも実際に携わることにより、理論が結びついた根拠のある吃音実践の基礎を身につけることができます。吃音臨床で悩んでいる方、この機会にぜひ本講習会にご参加ください。

 

  • 開催日
    • 2014/5/31, 6/28, 7/26, 8/23, 9/27(いずれも土曜日)
  • 時 間
    • 14:00〜17:00(8/23を除く)
  • 場 所
    • 広島大学教育学部
  • 定 員
    • 20名程度(今回は吃音臨床経験を問いません。できるだけ多くの日程に参加可能な方を優先します)
  • 講 師
    • 川合 紀宗(本学大学院教育学研究科・国際協力研究科教授、ASHA認定言語療法士 CCC-SLP)
  • 参加費
    • 無料
  • 申込方法
    • 1氏名(ふりがな)、2所属、3職名、4連絡先(電話番号、FAX番号、メールアドレス)、5参加可能日、6吃音臨床経験年数、7講習会で学びたいこと、8主催者側が配慮すべき事項をご記入の上、下記連絡先へメールまたはFAXにてお申し込みください。締め切りは5月1日(木)です。
    • ※5/31は川合による講義、8/23は,コミュニケーション態度テスト(CAT)の開発者で、セントラルフロリダ大学教授Dr.Martine Vanryckeghem氏の講演会を予定しています。
    • お車でお越しの際には,広島大学構内の駐車場(無料)をご利用ください。
    • 本講習会には本学学生も参加いたします。また,今後の研修内容や運営の改善のために,講習の様子を撮影させていただくことがあります。予めご了承ください。
    • 本講習会のテキストとして『シリーズきこえとことばの発達と支援:特別支援教育における吃音・流暢性障害のある子どもの理解と支援』(学苑社)を使用しますのでお持ちでない方はご準備ください。
    • 本講習会へのお申し込み・お問い合わせは,下記へお願いします。なるべくEメールでお願いいたします。
      • 〒739-8524 東広島市鏡山1-1-1
        • 広島大学大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター 川合 紀宗
        • 電話/FAX: 082-424-7179 E-mail: nkawai@hiroshima-u.ac.jp

※本講習会は,科学研究費補助金「吃音がある幼児・児童・生徒の包括的検査バッテリーの開発 」(課題番号:24330263)および吃音児者のQuality of Life向上を目指した総合的な吃音評価法の開発」(課題番号:24700534)の助成を受けています。

 

科研費ロゴ

吃音のある仲間の力になりたい人のためのメンターについて考える

現在、国は、発達障害者支援体制事業という事業で、自閉症、学習障害や注意欠陥多動性障害などの発達障害のある人や家族に対して、「発達障害者の子育て経験のある親であって、その経験を活かし、子どもが発達障害の診断を受けて間もない親などに対して相談や助言を行う」人である「ペアレントメンター」の養成とその活動を調整する人の配置を進めています(1)。

 

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内閣府障害者政策委員会への全国言友会連絡協議会からの意見提出とヒアリング参加について

現在、内閣府に設置された障害者政策委員会では、平成28年度から施行される障害者差別解消法に基づく基本方針を検討する一環として、障害者団体等からのヒアリングを行っています。2014年2月3日(月)に開催された第11回委員会では、障害者団体等の一つとして、吃音のある人のセルフヘルプグループ「言友会」の全国組織「全国言友会連絡協議会(全言連)」にも意見表明の依頼があり、全言連からの意見提出とヒアリングが実施されました。全言連から提出された意見及びヒアリングの様子は、以下のホームページより見ることが出来ます。

 

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学芸会の劇の主役に、吃音がある児童が立候補しました。そのまま劇の主役にしてもよいのか不安です

学芸会等の劇の主役に、吃音のあるお子さんが立候補した時に、学級担任の先生方は、主に次のような3点について不安を感じるのではないかと思います。一つは、本番中に吃ってしまって失敗経験となるのではないかということ。二つめは、本番中にどもってしまうことで、クラスで準備してきた劇が失敗してしまい吃音がある子以外にも迷惑がかかるのではないかということ。三つは二つめで指摘したように劇が吃音がある子が原因で失敗してしまったために吃音のある子と他のクラスのメンバーとの間の関係が悪くなってしまうのではないかということです。

 

このように、吃音のあるお子さんに劇の配役をつけることには、いくつかの不安がつきまとうものだと思います。しかし、吃音があり、話すことが苦手な吃音を持つお子さんが、このような場を与えられて、一生懸命練習に取り組み、多少本番で吃ることがあったとしても、最後まで練習どおりに演じきるお子さんがたくさんいると思います。そして、劇の経験が、自分自身や生活全般に自身を持って活動に取り組めるようになることきっかけとなることがあることも報告されています。

 

吃音があっても、なくても劇の主役に立候補するということは大変な勇気がいることだと思います。言葉が出て来にくい吃音のお子さんにとってはその勇気はさらにふくらむことと考えられます。吃音があるお子さんが立候補したときには、少なくとも、言葉が出てきにくいからということで対象から除外するのではなく、その勇気を認め、他のお子さんと対等に扱っていく必要があると思います(その結果、選からもれてしまうこともあると思いますが、それは致し方ないことだと思います。)。その結果、学芸会の主役に選ばれた場合は、台詞が吃ってしまってうまく言えないという場面が出で来ると考えられますが、その場面についてどのようにしたら良いかをお子さん本人と話し合い、必要に応じて台本自体を代えてみたり、もしくはその時に台詞が言いやすいような工夫(ゆっくりと読むとかそっと読むとかという方法が有効な場合が多いと思いますが、本人がこうしたら言いやすいというものがあったらそれを採用しても良いと思います)を加えるようにします。

 

そして、何よりも必要と思うのは、学級の他のメンバーに対して、吃音がある中で、劇の主役をするということは大変なことであり、そのようなことにチャレンジしようとしているこのお子さんは非常に勇気と努力がいることであるということや、途中でどもってしまうことがあっても、それは劇自体の失敗にはならないことを伝えると共に、劇終了後も、このお子さんが若干吃りながら台詞を話したとしても、それ以外の演技面やそれに至る練習での努力などを評価し、他のお子さんに対しても、多少この子は吃ってしまったが、劇全体としては成功で先生は満足しているということなどを伝えていくことが必要だと思います。