「ピア・サポートの社会学」を読みました

20131225

 

 

「ピア・サポートの社会学」(伊藤智樹編)を読みました。この本では、「ある人が同じような苦しみを持っている思う人を支える行為、あるいは、そのように思う人同士による支え合いの相互行為」(2ページ)であるピア・サポートが、具体的にどのようなものであるのかについて追究しています。

 

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渡辺義和・小林宏明(2013)語りにみる吃音アイデンティティー交渉 セルフヘルプグループの談話から. 佐藤彰, 秦かおり編, ナラティブ研究の最前線−人は語ることで何をなすのか. ひつじ書房, 175-200.

  • 要旨: 「吃音=非吃音」という等式で理解されがちな吃音障害であるが、本章では、吃音を、非流暢性から発展したさまざまな現象の総合体とみなし、吃音者にとってのアイデンティティ構築を、吃音を理解する上で重要な一側面として探る。具体的には、吃音者のセルフヘルプ・グループ・メンバーたちの吃音に関する自己の語りを談話分析することにより、吃音者が語りの中で、吃音者 vs 非吃音者、過去 vs 現在、吃音障害 vs 聴覚障害等の対比を通して、自己のlooking(位置づけ)を行っていることを示した。