小林葉子・小林宏明(2012)吃音がある子どものグループ指導プログラム作成の試み(1) 「吃音がある子どものつどい」指導経過の分析に基づく検討. 第50回日本特殊教育学会 ポスター発表 P2-G-9.

  • 日時
    • 2012年9月29日
  • 会場
    • 茨城県つくば市つくば国際会議場
  • 概要
    • 吃音がある子どものグループ指導プログラム作成の試みとして、「吃音がある子どものつどい」 (以下、つどい)を実施し、指導記録や子どもへのアンケート結果に基づき、その有効性や課題について分析した。
    • つどいの参加者は、K 大学教育臨床相談及びことばの教室や言語聴覚士に来所・通級している小学1〜6年生の7 名であった。
    • 子どものプログラムは、うきうきクッキングと話し合いの 2 つから構成された。うきうきクッキングは、(a)初対面の子どもや大人と打ち解けて、出来るだけ不安や緊張を感じないで過ごす、(b)「お家の人においしい料理を食べさせてあげる」活動を通じて、共に調理をする仲間との連帯感や達成感、自己効能感を図ることを目的に行われた。話し合いは、(a)「同じ吃音がある仲間や大人」を身近に感じる 、(b)それぞれの子どもの吃音に対する意識、理解の程度に応じて、自身のことや吃音のことを話したり、吃音がある仲間や大人の話を聞いたりすることを目的に行われた。なお、話し合いの活動は、学年、吃音に対する自覚の程度、性別等を考慮した2グループに分かれて行った。
    • 活動記録やアンケートの結果から、今回、設定したつどいの指導目的は概ね達成されたと考えられた。今回のように初対面の子どもが対象となる場合は、うきうきクッキングのような子ども同士の連帯感や、達成感、自己効能感を高める活動を行うことが、その後の話し合いの和やかな雰囲気作りに有効であると考えられた。話し合いでは、ワークシート等の発言を引き出すしかけや、吃音当事者の発言、子どもの発言を価値判断せずに傾聴することが、充実した話し合いのための効果的な支援となりうることが示唆された。ただし、グループBに参加した子どもの中に活動に必ずしも積極的に参加しなかった子どもが含まれていたことから、今回設定した活動が吃音に対する自覚がある程度ないと参加しにくい内容であったと考えられた。
    • 今後の課題として、(1)吃音の自覚が比較的少ない子どもに対する話し合いの活動の内容について、話し合い活動を行うことの是非も含めた検討を行う必要がある、(2)つどいで経験したことが、子どもの吃音に対する考え方や、学校生活の活動や参加状況に及ぼす影響の有無を調査する必要がある、ことなどが考えられる。今後も、つどいを継続的に実施し、これらについて検討を加えていきたい。

20120830

特殊教育学会で自主シンポジウムを行いました

2012年9月28日(金)〜30日(日)に茨城県つくば市つくば国際会議場で開催された第50回日本特殊教育学会で、「吃音がある子どもの包括的・総合的評価の現状と課題」というタイトルの自主シンポジウムを行いました。

 

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2012 第14回岐阜県言語聴覚士会研修会講演

  • 日時
    • 2012年9月22日(土・祝)14:00〜16:30
  • 会場
    • ソフトピアセンター・セミナーホール(岐阜県大垣市)
  • 講演名
    • 吃音の基礎知識から最新の知見まで
  • 講演の概要
    • 吃音の言語症状、吃音の進展、他の問題との合併、原因論、臨床研究の動向などに関する、幼児期の吃音の指導・支援を行う際に役に立つ吃音の基礎知識とこの10年間位の研究で分かってきた知見を紹介すると共に、小林が現在行っている幼児期の吃音臨床を教材なども交えながら解説を行った。

「吃音フォーラム in 名古屋」が開催されます

20120912

 

名古屋言友会の方から、第1回、第2回「吃音フォーラム in 名古屋」のご案内をいただきました。名古屋言友会は、1969(昭和44)年に設立された吃音者福祉を目的に活動している自助の会(セルフヘルプグループ)で、今回、吃音問題を広く社会にアピールし、吃音を共に考え、吃音を乗り越える道を探り合うことを目指して「吃音フォーラム in 名古屋」を開催されるということです。

 

第1回は、南山大学教授の渡辺義和先生による「コミュニケーションのメカニズム〜吃音と会話の仕組み〜」、第2回は、豊橋技術科学大学教授の氏平明先生による「吃音の診断基準とセラピーの可能性について」という講演がそれぞれ行われます。また、第1回、第2回とも、吃音がある人からのメッセージ、グループディスカッションが予定されています。

 

吃音がある当事者の方、吃音がある方のご家族やご友人、吃音がある人の臨床を行っている言語聴覚士やことばの教室の先生等の専門職の先生方、吃音に関心がある方など、様々な方にとって有意義な会なのではないかと思います。

 

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「吃音フォーラム in 名古屋」

  • 第1回 2012年10月7日 13:00〜16:30
    • 名古屋市北生涯学習センター 3階 視聴覚室
    • 定員 約60人
  • 第2回 2012年11月4日 13:00〜16:30
    • 名古屋市北区役所 7階 研修室(東・西)
    • 定員 約60人

第1回、第2回とも、参加費無料、参加申込み不要ということです。当日、直接会場にお越し下さい。
詳細な情報は、名古屋言友会ホームページをご覧下さい

2012 子どものためのあいちAAC研究所教育支援セミナー講演

  • 日時
    • 2012年9月9日(日)
  • 会場
    • (株)アイ・エム・ワイ
  • 講演名
    • 吃音のある子どもの心と暮らし、コミュニケーション発達への理解と支援〜吃音のある子どもの育ちを応援するとはどういうことか〜
  • 講演の概要
    • 吃音がある幼児から学齢期の子どもの吃音臨床の方法について、(1)吃音の問題の捉え方の提案、(2)吃音がある子どもの基礎知識、(3)吃音がある子どもの指導・支援の3点について、概説した。また、後半は、吃音があるお子さんの指導・支援の実際を考えるということで、斉読読みとシャドーイング読みの体験と、全校生徒で委員会の発表をすることに不安を感じている吃音がある子どもにどのように指導・支援を行えば良いかについてのグループディスカッションを行った。

「ふくい吃音のつどい」が開催されます

20120902

 

 

 

来たる10月21日(日)に福井県福井市の福井駅の真ん前にあるAOSSAで、「ふくい吃音のつどい」が開催されます。

 

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